納音(なっちん)とは?九星気学ではあまり語られない六十干支のもう一つの読み解き

納音とは?六十干支を深く読むための知恵

九星気学を学んでいると、本命星、月命星、年盤、月盤、吉方位、凶方位などに触れることが多いと思います。

一方で、最近の九星気学講座では、あまり詳しく扱われなくなったものもあります。

その一つが、納音(なっちん)です。

納音とは、十干十二支の組み合わせである六十干支に、それぞれ割り当てられた象意のことです。

干支を、もう一段深く読み解くための手がかりと言ってもよいでしょう。

目次

納音と六十干支

六十干支とは、十干と十二支を組み合わせたものです。

十干には、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸があります。
十二支には、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥があります。

この十干と十二支を組み合わせていくと、六十通りの干支ができます。

よく知られているところでは、甲子、乙丑、丙寅、丁卯などがあります。

納音は、この六十干支それぞれに割り当てられています。

たとえば、同じ「火」や「土」の性質を持つように見える干支でも、納音を見ると、別の象意が現れることがあります。

そこが納音の面白いところです。

納音は、干支を立体的に見る視点

干支は、十干と十二支だけでも読み解くことができます。

けれど、納音を加えると、干支の持つ雰囲気をもう少し立体的に見ることができます。

表面に見える性質。
内側にある働き。
さらに奥に流れている象意。

納音は、その奥行きを感じるための視点です。

ですから、納音は単純に「良い・悪い」を判断するものではありません。

その干支が持つ世界観や、年の空気、人の持つ雰囲気を読み解くための、美しい言葉のようなものです。

なぜ最近の講座ではあまり扱われないのか

現代の九星気学講座では、まず本命星や月命星、年盤、月盤、方位の見方を学ぶことが中心になります。

日常で方位を使う。
毎月の運気を見る。
自分の星や相性を知る。
引っ越しや旅行の方位を確認する。

これだけでも、かなり多くの知識が必要です。

そのため、納音のような干支の深い読み解きまで扱う講座は、少なくなっているのかもしれません。

けれど、暦や干支の世界を深めていくと、納音はとても味わいのある視点です。

納音を知ると暦の読み解きが深まる

年の流れを読む時、九星だけでなく、十干十二支や納音を重ねて見ると、その年の空気感がより豊かに見えてきます。

九星は、社会の動きや人の流れを見る手がかりになります。
十干十二支は、その年の性質や背景を読み解く手がかりになります。
そして納音は、さらに奥にある象意を感じ取る手がかりになります。

同じ一年でも、どの視点から見るかによって、見えてくるものが変わります。

納音は、干支や暦をより深く味わうための知恵なのです。

運を読むことは、転ばぬ先の杖となる

運を読むことは、未来を決めつけることではありません。

今、自分がどのような流れの中にいるのか。
これからどのような時期へ向かっていくのか。
何を整え、どのタイミングで動くことが望ましいのか。

その手がかりとして、九星気学や方位学、干支、暦の知恵があります。

納音もまた、その一つです。

難しく覚える必要はありません。

まずは、六十干支にはそれぞれ納音という象意があり、干支を深く味わうための見方がある。
そのように受け止めていただければ十分です。

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