「良い画数=良い名前」とは限りません。
本格的な姓名鑑定では、数の吉凶を出発点にしつつも、陰陽のバランス、五行の流れ、漢字の意味・構造、そして格数(天格・人格・地格・総格・底数)の配置と相互作用を多面的に読み解きます。
こうして初めて、その名前が宿す“運の器”の大きさや質感、将来の伸びしろが見えてきます。
陰陽のバランス
名前には“勢いを生む陽”と“整えて育む陰”の両面が必要です。陽が強すぎれば無理をしがちに、陰が過度なら躊躇や停滞に傾きます。
字形・音・画の配置から陰陽の呼吸を整え、攻守の切り替えが自然にできる器へと調律していきます。
五行の流れ
木・火・土・金・水が“生み・支え・制する”循環(相生相剋)をつくれているかを確認します。たとえば木が火を生じ、火が土を養うように、名前の中でエネルギーが詰まらず流れる設計は、発展のしやすさや回復力に直結します。
偏りは、仕事・人間関係・健康面の課題として表れやすいため、補正の観点が重要です。
漢字の意味・構造
同じ音でも、部首・成り立ち・意味の層が異なれば、放つ印象も運び込む作用も変わります。読みやすさ・呼びやすさ(音の滑らかさ)、書きやすさ(形の安定)、意味の納得感(字義の気持ちよさ)をそろえることで、呼ばれるたびに力が満ちる“言霊の回路”が整います。
格数(天格・人格・地格・総格・底数)
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天格:家系・基盤。受け継ぐ土台の強さ。
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人格:核となる意思・判断軸。仕事運・対人の中心。
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地格:若年期の伸び・学習力・初動の勢い。
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総格:人生の総合力・集大成。長期的な到達点。
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底数:見えない底力・粘り腰。逆境での復元力。
これらの位置関係と相互作用を観ることで、単なる“良い数字の寄せ集め”ではない、現実で機能する設計が可能になります。
数・陰陽・五行・字義・構造。
多角的に見てこそ、名前の真の力が立ち上がります。
あなたの名前(あるいはビジネスネーム・会社名)がどんな流れを招き、どこを整えれば一段上の成果へつながるのか。本講座では、理論と実践を通して“運の器を設計する視点”を身につけていただきます。


